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新見漁協では、日本ではまだ珍しいチョウザメの飼育を行っています。 チョウザメと言えばキャビアで有名ですが、チョウザメ肉は高級食材として世界的に名高く、その肉は「皇帝の魚」として献上品に使われるほどなのです。 また子供のチョウザメは観賞用としても販売しております。泳ぐ姿、エサを食べる姿には他の魚には無い面白さ・愛らしさがあります。



   鮫類は約1億年前から、シーラカンスは3億年前から生存していたと言われ、チョウザメはシーラカンスが多く生存していた頃の時代にいた魚の残存種であるといわれています。現在生存しているチョウザメ類は、鮫の仲間(軟骨魚類)にも、鯛や鯉の仲間(硬骨魚類)にも進化しなかった魚なのです。
   「チョウザメ」の名前は、体表にある硬くて大きな鱗が「ちょうちょ」の羽の形をしていることと、全体的な形が鮫に似ていることに由来しています。また、
      (1)5対の鰓孔が存在しない
      (2)うきぶくろがある
      (3)硬骨魚と同じ腎臓があるため肉がアンモニア臭くなく、食べると美味しい
など、鮫との相違点が各所に見られます。



チョウザメムービー( Real Video )
※ムービーを再生するにはRealPlayerが必要です。ダウンロードはこちら。



   チョウザメ肉は古くから食材として利用されており、西洋では古代ローマ時代より『ロイヤルフィッシュ』、中国では『煌魚(エンペラーフィッシュ)』と呼ばれ、時の王や皇帝が自らに献上させたという歴史を持っています。その為その肉を食べると性欲が刺激され、寿命が延びるとの伝説が生まれた程です。
   また欧州では、チョウザメ料理がメニューに無ければ三ツ星レストランとして認められないほどの高級食材となっています。では一体、「チョウザメ肉」とはどんな物なのでしょうか?



淡水魚なのに、海産白身魚の味。脂がのっているのに、あっさりと淡白。
   チョウザメ肉は淡水飼育をしているにもかかわらず、海産白身魚に近く、「どんな魚に味が似ているの?」と問われても、一魚種ではこの魚の味を明確に表現できません。脂がのっているのにあっさり淡白、また臭みがなく、歯ごたえがよい肉。チョウザメ肉は、独立した新しい味として白身魚の仲間入りをします。

チョウザメは頭からしっぽまで食べられる。
1)  生で食べる場合、〆た直後ではフグのようにとても歯ごたえがあります。また、数日間熟成させることによって独特の旨味がでてきます。
(料理例) 刺身・寿司・ばってら・マリネ・ムニエル・塩焼き・照焼き・西京焼き・蒲鉾・燻製・鍋物・他諸々
2)  チョウザメの背骨は軟骨質なので、三枚におろしたあとの背骨をそのまま唐揚げ・てんぷらにすると全部食べられます。
3)  チョウザメの皮は厚くてしっかりしているため、湯引きにした和え物にすると歯ごたえがあります。
4)  中国、ロシアでは頭をだしにしてスープにします。特にロシアでは三番だしをスープにします。
5) 内蔵 肝・白子は大変美味です。また、その他の臓物も煮込むと酒の肴にぴったりです。
6)  中国の高級食材である「フカヒレ」は、もともとチョウザメの鰭だったそうです。鰭自体にも味があるため、「鰭酒」としても良く合います。また、30〜40cmの幼魚を丸ごと唐揚げにすると、胸鰭や尾鰭が香ばしく、珍味です。



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